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セルフコントロール研究所 ~ ともぞうブログ

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2011/01/08(土) 10:53:35

[マンガ] 『HER』(このマンガがすごい!2011オンナ編1位)と勝間和代

HER (Feelコミックス)
HER (Feelコミックス)
posted with amazlet at 11.01.08
ヤマシタ トモコ
祥伝社 (2010-07-08)
売り上げランキング: 1353


ご多分に漏れず、「このマンガがすごい!2011」1位ということで買ったわけですが。

すごいわ。

少女マンガ、というか女性向けマンガは、ブンガク、いや芸術ですね。世界に誇るべきもののような気がする。

女性向けマンガの良くあるパターンとして、一見理不尽な行動を取り続ける主人公が、なぜそんな行動を取ってしまうのか、どういう感情を持っているのか、そういう謎を牽引力として物語が進んで、最後にその動機や感情が言語化されてすっきりして終わる、というのがあるわけですが。
たいてい、物語の外形的には何も解決していません。ただ、謎だった主人公の感情がはっきりして、たぶん、主人公は今後ちょっとだけ生きやすくなるんだろうなと読者が思わされるだけです。
でも、読者は、謎である主人公の感情を想像しながら読んでいるうちに、現実の生活では味わったことのないはずの感情を、まるで以前から知っている感情のように、存分に味わうことができて、そして最後に、ああ、こういう感情なんだなと、納得して、満足して読み終えるわけです。
その感情は、一言で言ってしまうと、恋だったり友情だったり嫉妬だったり執着だったりするわけですが、一言では足りないから作品が成り立つわけで。
この、感情の表現の豊かさは、ホントすごいなと思います。
男にも、感情はあるんだけど、それを言語化する能力を持ってない。少女マンガを読んでないから、自分の心のなかという、複雑怪奇でワケワカンナイ、でも魅力的な世界を、見る目がないんですね。

おまえどんだけ勝間和代好きやねん、と突っ込まれそうですが、勝間さんの場合、別のものを言語化する能力を持ってて、それが彼女の真骨頂なわけです。

暇人\(^o^)/速報 : 勝間和代の「桃鉄論」がガチすぎて引く - ライブドアブログ

ヤマシタトモコ先生の描く主人公が桃鉄やってると、その内心は

キライです。
性格良いっぽく見える女が。一生懸命勉強して、努力して、仕事ができるようになった女が。
だいきらいです。
そういう努力ができる人間に生まれてきただけなのに、一生懸命やってますって顔で、だから貧乏神がつかなくて、お金いっぱい儲けて当たり前って顔して。
ずるいッ。ずるいずるいずるいずるい。ずるいのよぉっ、ああいう女ッ


って感じなのに対して、勝間和代の内心は

人によって、桃鉄のPlayの仕方は違うと思いますが、私の最優先事項は「貧乏神をつけない」です。マイナス駅を踏んでもいいから、貧乏神はつけない。
運転資金に余裕を持ち、それでもマイナスを踏んだときには、潔く売却。
なぜなら、マイナス駅はリスク・リミテッド。貧乏神は∞だからです。


ぶっとびカードは、期待値とバランスして考えます。急行が7、特急が10.5、
新幹線が14だから、ぶっとびは目的地から40以上離れているときでないと、
実はあまり効果的ではないと思っています。ただ、貧乏神回避にはたまに必要。


って感じですからね。

結婚について

そういう意味で結婚がいいのは、特定の相手といつでもHができるからです。しかもホテルを使うよりお金がかかりません。最近、1平方メートルあたり1000円というホテルの法則を見つけたのですが、50平方メートルのスイートは1泊5万円、結婚して50平方メートルの家に住めば家賃12万円で、2晩半で元が取れてしまう計算です。相手の確保と経済面を考えても、やっぱり「誰かとホテルに行くより結婚」をお勧めしたいです。

(『結局、女はキレイが勝ち。』)



という名言を残している勝間さんの心のなかを、ぜひヤマシタトモコ先生に描いてもらいたいなあと思う今日この頃です。

念のため、私はマジで勝間さんを尊敬してますが、あまりにもキャラが面白いのでネタにしてるだけです、誤解なきよう。
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2011/01/07(金) 22:53:22

[マンガ] このSを見よ!



主人公の男の尻にはアザがあって、複雑な模様をしている。
そのアザ(スティグマ)を見た女性は欲情して主人公とやりたくなってしょうがなくなる、という設定。
この設定以外は極端に非現実的なことはなく、エロをウリにしつつ、ちょっとシリアスなラブコメ的展開を見せます。
この作者のいつものパターンで、好きな人は好きなはず。ええ、私も好きですw

主人公は、人に愛されたい、愛されていることを確認したいのですが、スティグマがあるが故に、自分は本当に愛されているのではなく、相手がスティグマの呪いにかかっているだけなんじゃないかと悩みます。

しかし、めちゃめちゃエロい身体をした女性ってのは、スティグマを持っているようなもので。
最近の女の子だと、もう小学生くらいで自分の女という武器に気づいてしまってるんじゃなかろうかと思ったり。

しかししかし、そもそも、「スティグマの呪いで自分を好きになられても意味がない」という主人公のヘンなこだわりが、最近の女の子にはなさそうなので、心配するには及ばないかな、と思ったり。

しかししかししかし、スティグマを含めて、むしろスティグマこそが自分、という感じ方になってしまうと、女性はいずれ歳を取ってしまってスティグマの効き目が薄くなってしまうので、その恐怖があるのだろうなあ、等と思ったり。

女性には優しくしよう。
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2011/01/05(水) 00:17:40

[マンガ] 『弁護士のくず』はブラックジャック

離婚を望んでいる夫に、離婚したくない妻の代理人である弁護士が質問します。
弁護士「あんた男のくせしてコマゴマと口ウルサイんだって? 夕飯の時間にウルサイの? 帰ってきた時に夕飯ができてないとあんた怒るんですか?」
夫「いや……怒るのは妻の方です……妻はいつも勝手に食べ始めているから、オレは電話でその時間を聞いて間に合うように家に帰るんだけど……たまにおかずを買ってくるように言われて……遅れると怒るんです、妻が……」
弁護士「遅れると怒るのは、あんたの分をまた温め直したりしてめんどくさいからじゃないの?」
夫「……いや別にめんどくさくないと思うけど……遅れたら片づけちゃって、オレのメシはナシだから……」
妻「……」
夫「あ、でも……自分のは自分で作るから別にいいんだけど……」
弁護士「では洗濯モノをたたまないということですけど。あなたは奥さんに洗濯モノをたためと文句を言うんですか?」
夫「いや……洗濯モノを投げつけながら妻が文句を言うんです……『ホラーッ! 自分でたたんでよ! もーっ! 何であたしにやらせるのよっ!』って……」
妻「……」
弁護士「あなたは『フトンを干せ』とうるさく注文するそうですが……」
夫「昼、オレが家にいるなら自分で干すけど……一年に一度くらいオレのフトンも干してほしいんですよね……」
妻「しょうがないでしょ! ベランダが狭いのよっ! あたしと麻林の分でいっぱいなのよ! あんた、自分のフトンのことしか考えないの!?」
夫「だから……一年に一回くらいおまえのをどけてオレのフトンも干してくれよ」
妻「フトンフトンってそんなにフトンが大事なの!? いいじゃない、そのくらい! 小さい人間ねーっ! そんなにフトンが好きならフトンと結婚したら!?」
弁護士「あなたは妻が韓国旅行に行くことに反対したそうですね?」
夫「いや……まあいいんだけど……週に4日テニスとカラオケと麻雀とフラメンコに通っていて……たまには遊びに行きたいとか言われると……」
妻「だって山口さんも村松さんも近所の奥さんみんな行ってるよ! 何であたしだけ行っちゃいけないのよ!」
夫「いや、だって、おまえいつも安月給だからうちはビンボーだって……」
妻「だって実際安月給じゃん! 丸山さんなんか四井商事でいくらもらってると思ってんの! あんた、高卒だからあんな会社しか入れないのよっ!」
夫「安月給なのはすまないけど……それならおまえもパートに出るとか……」
妻「え、何!? それじゃあたしが全然働いてないっていうのっ!? ひどい! あんた考え方古いのよっ! 主婦はタイヘンなのよっ!」
夫「いや……別にオレは……」
妻「もういいっ! あたしゃ怒った! もう家事はやらないっ! あなたがやって下さいっ! 家事なんか簡単なんでしょ! あんたやってね!」
夫「オ、オレは会社で働いてんだから……」
妻「そんなの当たり前じゃない! 男が家族のために働くの当然でしょ! なにいばってんの!」
夫「じゃオレは外で働いて家事もするって……お、おまえおかしい……」
妻「あんた女を殴るなんてサイテーッ!」
夫「……急にな、何言ってんだよ? 今はそんなこと……」
妻「あんた女を殴って悪いと思ってないの!? あたしはすごく傷ついたんだよ! 身体も心もすごい傷ついたんだよ!」
夫「だ、だから何度もそのことは謝って……」
妻「謝れば済むの!? みんなあんたのことひどいって言ってるよ!! 近所の奥さんだってみんな『大変ね』って同情してるよ! 『よくガマンしてるね』って言ってるよ! みんな! 裁判所の人だって弁護士さんだってみんな言ってたでしょ! あんたが悪いって! 男のくせに何小さいことグチャグチャ言ってんのよ! あんたがガマンすればいいのよ!!」

続きはマンガ『弁護士のくず』で読んでいただくとして。
この妻のムチャクチャさ。ムチャクチャなんだけど、よくあるムチャクチャなんですよね。リアリティありまくり。よくこんな描写ができるな、と。
そして上のシーンの前までの展開では、弁護士が、妻の言うことを鵜呑みにして、夫のことを「細かいことに口うるさく、暴力をふるうとんでもない男」だと思っています。それがみごとにひっくり返る。実際、弁護士なら、ケンカしてる片方から聞いた話が現実とはほど遠かった、というのは良くあることだと想像します。世の中こんな感じなんだろうな、と思います。リアリティと、どんでん返しのストーリーが、見事に両立されているのです。

『弁護士のくず』は、1話から数話で完結するタイプの連載です。『スラムダンク』みたいな描写もマンガの魅力だけど、手塚治虫の『ブラックジャック』やこの『弁護士のくず』みたいに、短編型で、きっちり解決するスジを楽しむのがぼくは好きです。
ブラックジャックは異端の医師だけど、くずは異端の弁護士です。どちらも凄腕で、一見悪人のようで、実はすごく魅力的な人物、というのも共通しています。
くずは、一見、エロおやじで、自分のことしか考えないふざけた人物です。第一話で、セクハラの相談に来た女性に「チチもまれてキモチよかったのか? もまれてキモチよければセクハラにならないんだぞ。ちくしょー、オレにも もませろ」と言い放ちます。正直で、ある意味正しいんだけど、普通は言えないことを、くずはズバズバ言ってくれるのです。しかもただ斜に構えてるだけじゃなくて、どんな立場に立っても論理的に話ができる弁護士の高い能力を活かして、上司にはおべっかを使いまくり、陰では悪口を言いまくる。両方が、すごく論理的でレベルが高いので、余計おもしろいのです。
その一方、大人は嘘つきだ、タテマエばかりで本音は薄汚い、という少女に対して、こういう素晴らしいことも言います。

「ホンネなんてコショウみたいなもんだ。ヤセガマンのタテマエがあってこそ意味があるんだ。コショウを山盛りにされて食えって言われたらたまらんだろ? おまえはさんざん高いステーキを食わしてもらったんだ。コショウが足りないとか文句言うんじゃねえっ! 便所でウンコしてる姿がそいつの本質かよっ!?」

実に魅力的です。

それから、今話題の(?)司法の現状や問題点も、具体的に、リアルに描かれていて興味深いです。
10巻まで出ていましたが、今日【第二審】の1巻が出ていたので、買ってきました。
マンガに対して、絵じゃなくて、ストーリーとリアリティを求めている人に、超おすすめです。





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