セルフコントロール研究所 ~ ともぞうブログ

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2011/01/29(土) 22:51:45

[ダイエット] 水を飲んでも太るなんてウソなんて言わないよ絶対

「水を飲んでも太る」というのは、少なくとも、「炭水化物を減らせばやせる」と同じくらいには本当だと思います。

同じ量が持つカロリーは炭水化物より脂肪の方がはるかに多いのに、なぜかみんな、炭水化物を減らそうとします。炭水化物を減らすと、体内の水分量が減って、一時的に、見かけ上体重が減るからです。

水を飲んでも、すぐに外に出ない人は、しばらくの間、見かけ上体重が増えます。
そして、太っている人の言う「水」は、実は水ではなく、ジュースです。ジュースだと、絶対に体重は増えます。
さらに、冷たい水分をとりすぎると、内臓が冷えて代謝が落ちます。

カロリーのことだけを考えると、カロリーのない水やノンカロリー飲料を飲んでも太らなさそうに思えます。
でも、ジュースのように糖分を含んでいる場合はもちろん、糖分を含んでいなくても、塩分をとりすぎていると、身体がむくんで、体重が増えます。
夏、脱水症状を防ぐために塩をなめるとか梅干しを食べるとかいう話があるように、塩分がないと水は体外に出ていきます。逆に、塩分をとりすぎていると身体がむくんで水分が外に出て行きません。
水分が外に出て行かないと、体温が上がりにくくなり、代謝が落ちます。
代謝が落ちるということは、身体の時間の進み方が遅くなるということですから、一日当たりの摂取カロリーが同じでも、時間が進まない分、カロリーが余ります。
よって、太ります。

ダイエット中は水を飲まなきゃいけない→水はおいしくない→アクエリアスやポカリスエットを飲む→身体むくんで代謝低下→太る

ダイエットには炭水化物を減らすことだ→脂肪の摂取が増える→カロリー増えて代謝が下がる→太る

この2つのコンボにはご注意を!
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2011/01/26(水) 21:18:12

[文章の書き方] 将棋が強くなりたければ詰め将棋をやるべきだ

『行動分析学入門』という本に、研究者が実験のためにハトにキーをつつかせる話が載ってて、思い通りの行動をハトにとらせるための効率のよい方法(「シェイピング」という)について書いてあった。tumblrで引用してわりと好評だった(ともぞうクリップ ?  私ははじめてのシェイピングに2時間40分を要したわけだが、その後研究をつづけ、数十羽のハトをシェイピ...)。

その話の続きで、シェイピングというのは、まず、めざす目標を分解するところから始まると思われる。
ハトはフツー複雑な行動なんてできないから、行動をバラバラに分解して、できるレベルにまで小さくしてやる。
そしてバラバラに分解した行動を、1つずつ、できるようにしてやる。
すると最終的に、複雑な行動もできるようになる。単純な話だけど。

シェイピングでは、目標は少しずつ引きあげ、挫折した場合はすぐに前の段階に戻って、前の段階が完全にできるようになってから再挑戦するのが秘訣だ。

しかし、最初の段階の行動がすごく難しい場合がある。

例えば、将棋。
序盤、打った手が良い手なのか悪い手なのかの評価さえ極めて難しい。
じゃあどうするか。
『行動分析学入門』には、親が子に歯みがきを教える場合が「逆行チェイニング」の例として紹介されているが、私は詰め将棋が「逆行チェイニング」だと思う。
一番最後の段階を、バラバラに分解して、できるようにするのだ。
まず、1手詰め。そして3手詰め。11手詰めとかがすぐできるようになると、そのパターンに持って行くための中盤の打ち方が分かってくるのではないか。

もうひとつ、最初の段階がいちばん難しいのが、文章を書くことだと思う。
ネタを見つけたり、発想したり、構想するのが、いちばん難しい。ネタさえあれば、書ける。
ブログにしても小説にしても、書く能力を上げるためには、すでにある材料を使って、最後の仕上げをする練習をするのが良いと思われる。
将棋と同じで、どういう局面でどういう持ち駒があれば最後まで持って行けるか、が分かれば、ネタを見つけたときにどういう方向性で考えれば良いか、分かるようになるはずだ。

だから、ブログを書くときに、「オリジナルで、自分にしか書けない、みんながあっと驚くような」ネタを探す必要は、最初は、ない。
ありふれたネタで美味しい料理をつくれるようになれば、どんなネタを手に入れれば良いのか、わかるようになるはずだ。

小説も、いきなりオリジナルでこれまで誰も考えたことのなかったものを書こうとすると、まず挫折すると思う。借り物のキャラクターでもストーリーでも良いから、完成させて、達成感を味わいながら、練習していけば、作業の序盤もうまくなるに違いない。
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2011/01/25(火) 21:08:04

[小説] 人柄の良さは宮部みゆきの武器ではない

宮部みゆきの武器は、あくまで技術と、誠実さだと思います。

よく「ハートウォーミングな作風」とか「人柄の良さが作品に現れている」とか言われて、確かにその通りなんだけど、人柄の良さは武器ではなくて、むしろ足かせではないかと推察します。

わけの分からない犯人がわけの分からない動機で、ひどいことをする。そういう話のほうが、むしろ作りやすいのではないか。ひどければひどいほど、最初人目は引きます。それが最後まで解決されなかったりテキトーに誤魔化されてたりすると、後味が悪かったり、「ただ目立つためだけにあんなひどいエピソード入れたのか、プンプン」となるわけですが、最近、あまり後味の悪さを感じなかったり、プンプンしない人が多い気がします。みんな刺激に慣れてきてしまっているのか。

でも、宮部さんは人柄が良いので、そういういいかげんなことはしません。みんな良い人で、みんな自分の人生を持った生きた人間だと、びっくりするような大事件は起きにくいです。そこを、頭を使って、一生懸命考えます。見せ方を工夫します。それでも起こる事件を、描写します。

だから、人柄が良いからハートウォーミングな作品をつくれるわけではなくて、「人柄が良いにもかかわらずストーリーをつくれる」のだと思うのです。そしてそれは、確かな技術と作品づくりに対する誠実さから来ていると思うのです。

メディアマーカー - tomozoのバインダー / 宮部 みゆき
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2011/01/25(火) 04:15:54

[ダイエット] 代謝とダイエット

代謝が、ほとんどの人にとって、ダイエットにおける最大のボトルネックだと思われます。

人と比べて、そんなにたくさん食べてないのに太っている。
そういう場合、「代謝が悪いからだ」という説明をされます。

でも、「代謝が悪い」って、どういうことでしょうか?

「代謝を良くするために、筋肉をつければ良い」とよく言われます。でも、筋肉なんてついてないのに代謝が良く、たくさん食べても太りにくい人はいくらでもいます。この場合、代謝の良い人は、食べたものがあまり吸収されないか、よく消費されるかなのだと考えがちです。でも、ちょっとだけ考え方を変えてみます。

「たくさん食べても」というのは、よく考えてみると、1日あたりの食べる量のことを言っています。同じ時間あたりの食べる量が多いか少ないかで考えているわけです。

1) 代謝の良い人の(食事量÷時間)>代謝の悪い人の(食事量÷時間)

が、同じ食事で過ごす時間が長いか短いかで考えてみてはどうでしょう。

2) 代謝の良い人の(時間÷食事量)<代謝の悪い人の(時間÷食事量)

1)の式では、時間を単位として、同じ時間当たりの食事量を比べています。
2)では、食事を単位として、同じ食事当たりの時間量(?)を比べています。

要するに、代謝の良い人は、短時間で同じ食事量を使い切るわけです。代謝の良い人と悪い人とでは、身体の時間の流れ方が違うのです。

代謝の良い悪いは、食べ物を処理する速度の違いと言い換えられるのではないかと思います。

では、処理速度を落としてしまっているのは何でしょうか。

最大の原因は、「一度に大量に食い過ぎ」だと思います。
処理すべき情報を一気に大量に与えすぎたコンピュータのように、処理速度が低下してしまっているのではないでしょうか。
処方箋としては、よく言われているように「お腹いっぱい食べない」ことだと思います。

それから、「食事間隔が短すぎて、内臓が疲労している」ことが考えられます。「食事間隔」というのは、三食の事じゃなくて、ちょっとした量の間食のことです。ちょっとした量でも、処理するには内臓に負担がかかり、24時間内臓が働かされることで、疲労が溜まって処理速度が落ちることが考えられます。「寝る前に食べると太る」というのも、それによって内臓の疲労が蓄積するためだと考えられます。

すごく簡単に、内臓の負担を減らせる方法があります。
良く噛むことです。
想像してください。噛まずに飲み込んだ食べ物を、内臓が処理するところを。
どう考えても、良く噛んだほうがはるかに速く処理できますね。

他にも代謝を悪くしてしまっている原因はありますが、それはまた今度考えることにします。
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2011/01/20(木) 22:46:55

[小説] 西尾維新読むなら

というエントリを書こうとして準備していたら、小飼弾御大が化物語シリーズに大ハマリして感想を書いてらしたので、何か先越されたようでちょっと悔しいです。

ぼくが読んだのは

  • 戯言シリーズ
  • 人間シリーズ(人間試験・人間ノック・人間人間・人間関係無桐伊織)
  • JDCトリビュート
  • 新本格魔法少女りすか(2まで)
  • 化物語シリーズ
  • 刀語
  • 世界シリーズ
  • xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル

くらいです(メディアマーカー - tomozoのバインダー / 西尾 維新)。
が、正直、戯言シリーズ以外はおすすめはできないです。

戯言シリーズにしても、最初はかなり懐疑的に読んでました。
今思うと、それは独特の言葉遊びと、一人称のせい。

現代の小説はフツー、カメラから見た映像やシーンを描写するはずなのに、それがない。外見の描写はあるけど、それは語り手がしゃべっているだけで、全く客観的ではない。そして言葉遊びだらけ。

ただ、言葉遊びが気にならなければ(むしろ小飼弾さんは楽しんでいるみたいだし)、一人称が読みやすいのは間違いない。

そして一人称によって読者と語り手が一体化しているにも関わらず、作者は語り手を一キャラクターとしか扱わないことで、驚きとかショックとかストーリーのうねりとかを感じさせることに成功しているのが、ぼくの好きな戯言シリーズの中盤だと思うのです。
さらにそのパターンを純粋化させると世界シリーズになります。

正直、刀語は最後まで読んだものの、他に読むべき本はいっぱいあるよなあ、という感じ。

そして化物語シリーズは、『化物語』はすごく良かった。昔懐かしくて(笑)
ただ、最初は「リラックスしたギャルゲー的一人称」だったのが、シリーズが進むにつれて、単なる作者の語りになってきて、主人公=作者=読者が自分で伏線張って自分でご都合主義的に解決して、自分で驚いたり悲しんだり萌えたりしているという、わけのわからない状態になってしまってる。全体の構成とか関係なく、ピンポイントで燃えたり感情移入したり驚いたりできて、画像が無くてもギャルゲーの画面が想像できたりアニメの映像が思い浮かんだりする人は、楽しめるでしょうけど。

というわけで、おすすめさせてもらうのは、戯言シリーズと『化物語』上下巻と、ミステリ好きな人には世界シリーズくらいで良いんではないでしょうか。
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2011/01/17(月) 17:29:17

[ダイエット] 身体を動かしたいのは本能

昨日、テレビで犬をダイエットさせる企画をやっていた。
ものすごく太ったチワワ。一緒に飼われている他の犬が走り回ってるのに、一カ所にずっと座り込んで、まったく動かない。
それを、あの手この手でやせさせる。
そしてちゃんとやせるのだが、やせた後の映像を見て、びっくりした。
陳腐な表現だが、生き生きしてる。
楽しそうに走っている。
「身体を動かしたい」って、本能だったんだ――と思い知らされました。

自由に行動できる休みの日は、できるだけ動かずに、ゴロゴロする。それが当然だと思ってました。運動しようかな、と思っても、面倒だし、しんどいしやめておこう、と思うことに疑問など抱きませんでした。

でも、ずっとゴロゴロして動かない、というのは動物として異常だったんだ、というのが、映像を通じて、実感として伝わってきました。

ぼくは運動不足で太っているので、趣味でジョギングやマラソンをしてる人に対して「なんで仕事でもないのにわざわざ好きこのんでしんどい思いして走るんや。全然理解できんわ」と思っていました。でも、実は、運動後のなぜかすっきりした感覚も知っていて、思い出して、納得しました。本当は、本能が鈍らされていない人間は、身体を動かすだけでも気持ち良いのだ、と。

とはいえ、いきなりハードな運動なんてできないので(テレビのワンちゃんもプールで歩いていた)、しんどさや辛さを感じない範囲で運動して、その気持ちよさをじっくり味わって、身体を動かすことを好きになりたいと思いました。
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2011/01/17(月) 08:56:37

[日記] NTRは絶対に笑ってはいけないか

このブログはわりと真面目な話が多いのですが、今日はどうでもいい話を。

と言いながら、小難しい話をしますが、人間、他人が痛みを感じているのを見ると、自分が痛みを感じたときと同じ脳回路が活動するらしいです。人間に限らず、ネズミでも、同じ巣の仲間の苦痛を理解するのに、痛みの回路を使っているそうな(『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二)。

ちょっと違うかもしれませんが、言い換えると、「他人が痛がっているのを見ると自分も痛くなる」。

たぶんこれを応用してると思うんですが、最近のテレビ番組、やたら出演者が美味しいモノ食べてますよね。派手に「うまい!」とか叫びながら。視聴者も、見てるだけで、なんとなく良い気分になるという計算じゃないでしょうか。

それから、伝える内容は編集されたビデオを流すんだけど、画面の隅っこに四角い枠を作って、そこにビデオを見ている出演者の顔を映す方法(ワイプというらしい)。

何かを表現するときに、その対象自体を描写するんじゃなくて、その対象が周りに与えた影響、もしくは周りの人間のリアクションを描く、というのはある意味基本ではあるんだけど、テレビで出演者がワイプの中で無理に表情作ってるのを見ると、「視聴者をバカにしてるのか」と思いません? 「ビデオのなかみなんか、アンタには理解できないだろう。このビデオを見た人は普通こういう反応をするんだぞ、教えてあげよう」的な意図を感じるのです(感じすぎかもしれません)。単純に、出演者が何か面白いことを言ったときに、録音された笑い声が挿入されるのと同じだとは思うんですが。

みんな(テレビの中の出演者)が面白がってるから、これはおもしろいに違いない、と思いながら見てると、本当に面白く感じてしまう、ということだと思います。

で、「絶対に笑ってはいけない」シリーズでは、笑ったらおしりを叩かれることがわかっているにもかかわらず、出演者は笑ってしまうわけです。それだけ出演者が本当に面白がっている。そして、「他人が面白がっているのを見ると自分も面白くなる」。

ぼくはよく知りませんが、NTRって、気持ち良くなってはいけない状況で気持ち良くなってしまっている人を見て、自分も気持ち良くなってしまう、ということなのかな、と思ったり。

いや、どうでもいいことを長々とすいません(笑)
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2011/01/14(金) 21:38:57

[evernote 情報収集 整理法] キーワードはキーワード

キーワード、キーワード。
情報を収集するにしても、発信するにしても。

ネットで情報収集する時、なんとなくニュースサイトとかいつものサイトを見てるだけなら、テレビを見てるのと、そんなに変わらない。
自分で検索することが重要。
いや、その前の、検索するキーワードを見つけることが重要。

プログラマの三大美徳の一番目は怠慢だというけれど、プログラマは頭を使うことをサボらない。「めんどくさい」ことを感じ取るセンサを働かせていて、それを取り除く方法を考える。

問題意識を持つ。その前に、問題を探す。見つけた問題を、言葉にする。それを煮詰めて、キーワードにしていく。

キーワードを見つけたら、そのままネットで検索しても良いし、頭の片隅においておいて、本屋や図書館で本を探しても良い。

あなたが発信したことを読みたい人は、きっといる。でも、発信する内容のキーワードを煮詰めてタイトルに入れておかなければ、検索エンジンは二人を結びつけてくれない。せっかく発信したいことがあるのだから、整理した形で、つまりキーワードをはっきりさせた形で、発信しよう。

とにかく、キーワードだ。
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2011/01/13(木) 23:23:36

[evernote 情報収集 整理法] 効率的に情報収集してライフハックを集めても意味はない

なぜなら、本やネットに書いてあるライフハックは打ち手に過ぎないから。

生活や人生の質を上げるのが目的なら、問題解決の手法を使って
1 問題を特定する
2 分析する
3 打ち手を考える
4 打ち手を評価する
5 実行する
という順番にやるべきです。

この中で、いちばん難しいのは「1 問題を特定する」であって、「3 打ち手を考える」のは簡単です。
にもかかわらず、本やネットに書いてあるライフハックは打ち手に過ぎず、しかもあなたに特有の打ち手ではなく、世間一般に有効である可能性が高いだけの打ち手です。

最も有効な打ち手は、あなたに特有のボトルネックを解決する打ち手です。

それ以前に、あなたに特有の、最も大きな問題を解決できる打ち手です。

ですが、特有であるが故に、本やネットを見ても、自分の最大の問題が何なのかはわかりません。

自分の問題点を知るには、本当に頭を使って考えなければいけません。ライフハックを探し求めているだけの人(ぼくも含めて)は、自分の頭を使うことをサボっています。

しかも、問題点と向き合うのは、非常に辛いことが多いです。
いくら辛くても向き合え! と強烈なメッセージを発している珍しい本が『史上最強の人生戦略マニュアル』です。中古ならわずか200円弱プラス送料で買えます。おすすめです。

そして、頭を使って問題を発見するためには、頭に引っかかっていることを、質問の形にするのが良いと思われます。
最近ぼくが考えた(そして解決しつつある)ことは

  • なぜ日銀は金融緩和しないのか?
  • なぜ夜遅く食べると太るのか?
  • なぜ依存してはいけないのか?
  • 代謝を上げると寿命が短くなるのでは?

等です。こうして一度質問の形にすると、普段の生活の中で自然と頭が答えを探して、接する情報からヒントを集めます。そして、頭を使わずに漫然とライフハックを探しているときよりはるかに効率的に、重要な情報が勝手に飛び込んできます。ですので、上に書いたような問題意識は、もはや解決しつつあります。

メタ的に、問題を探すための質問として、一般的であろうと思われるのには

  • 無駄に使っている時間はないか?
  • 無駄に使っているお金はないか?
  • どうすればもっと運動できるか?

等があると思います。

答えはいつも「考えろ!」であって、みんなにとって一般的に大事なのは、その考える方法だと思います。
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2011/01/11(火) 22:50:34

[続ける方法] 何かを始めるときに気をつけるべき3つのこと


  1. コミットメント。
  2. 慎重に目標を設定する。できれば、絶対に達成可能な目標にする。
  3. 無意識にできるようになるまでは他の新しいことを始めない。

結局、成功するかどうかはコミットできるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません(コミットメントとダイエット)。

コミットしたら、目標を設定しますが、これには、慎重に慎重を期すべきです(好きな自分でいる方法)。そして小さな目標は、絶対に達成可能なものにするべきだと思います(絶対に達成可能な目標を設定しよう)(絶対に達成可能な目標の例)。

それから、動き出しにはものすごく力が必要であることを充分理解しましょう。いきなり3速4速では、車は動きません。ローギアから入らなければ。逆に言えば、スピードに乗ってしまえば、それほど力は必要ありません。タッチタイプができなければ、入力する文章を作って頭の片隅におきながら、どのキーを押すか考えてタイプしなければなりません。でも、無意識にタイプできるようになれば、文章の内容を考えながらキーボードを打つことができます。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)』で、岡田斗司夫さんは、ダイエットの段階をいくつかに分けて、最初の段階ではメモするだけでカロリー制限をしない、ということを強調しています。これを読んだときぼくは、別にいきなりカロリー制限してもいいんちゃうん、と思いました。でも、何かを続けるのが苦手な人は、ここで失敗しているのです。

いきなり複数のことを同時にはできません。でも、自転車の運転が無意識にできるようになれば、自転車に乗りながら携帯電話のメールを高速で打つことができます(危ないのでやめましょう!)。

いちばん力の必要な動き出しで、複数のことを同時にやってしまい、失敗して、自信をなくし、その自信のなさが、次のチャレンジでの早いあきらめにつながる。まさしくこれまでのぼくの人生です。早く気づいて、経験を活かせよ、という話でした。
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2011/01/09(日) 20:38:44

[トレーニング理論] 本当に加圧トレーニングって効果あるの?

加圧トレーニングは、一言でいうと、手や足の付け根を縛ってするトレーニングです。

今やすっかりメジャーになって、「成長ホルモンが出てお肌が綺麗に!」とか「軽い運動で大きな効果が!」とか言われてますが、それは本質じゃありません。

ぼくが加圧トレーニングを知ったのは、少なくとも5年以上前で、その頃は、「魔法のトレーニング法」や「魔法のダイエット法」を一生懸命探していました。
色々試しましたが、「魔法の」と言えるようなびっくりするような効果がある方法は、ありませんでした。
加圧を除いては。

ただし、商用サイトやマスコミで言われてる「効果」は、ちょっと違います。
加圧の本当の効果は

  1. 負荷が軽くて済む
  2. 短時間で済む
  3. 限界までトレーニングした人でも、さらにレベルアップできる

という点です。
誤解されやすいのは1の「負荷が軽くて済む」という点です。
負荷は軽くて済むんですが、ラクにトレーニングできて効果がある、という意味ではありません。
めちゃくちゃしんどいです。

加圧トレーニングの本質は

軽い負荷で、短時間で、めちゃくちゃしんどくなれる

という点なのです。

しかしそれだと商売的にあんまり儲からないので、まるでラクにトレーニング効果が得られるかのような宣伝になるわけです。
ラクをしたいなら、加圧する必要なんかなくて、普通に楽なトレーニングをした方が、お金がかからなくて良いです。

手や足を適度に縛って運動すると、めちゃくちゃしんどいのです。普段なら軽~い運動でも、加圧してやると、あっという間に身体が動かなくなります。
そして、これも加圧の素晴らしい点なんですが、手や足を縛っていたのをほどくと、すぐにラクになります。
普通にトレーニングして同じくらいしんどくなるまで追い込むと、ものすごい疲労が残りますが、加圧ではその残り方が圧倒的に軽いです。

そういう素晴らしいトレーニング方法なのですが、発見した佐藤さんにとって、すごく不都合なことが、二つありました。

一つは、危険であること。
最初は佐藤さんが、トレーニングする人の手や足を一人ひとり縛っていたそうです。きつく締めすぎると、本当に危険なのです。佐藤さん自身、ノウハウを確立する過程で自分を縛っていて、死にかけたそうです。

もう一つは、儲けられないこと。
加圧は、ものすごい世紀の大発見なんです。間違いないと思います。ただ、「方法」に過ぎないので、広めても、儲けられない。

それでどうなったかというと、特許を取って、加圧する(要するに手足を縛ることなんですが)資格というのを作って、資格のある人だけが加圧の道具を売ることができる、ということになりました。

効果は間違いなくあるので、話題になって、加圧のジムとかができてますが、正直、ジムに行って加圧するというのはあんまり意味がないと個人的には思っています。

筋トレというのは、何十回もできる動作をやっても意味がないと言われています。20回やったらもうクタクタでそこの筋肉使えないよ、というくらいの重さ以上ものを持ち上げないといけない。
となると、腕立て伏せが20回以上できる人は、ジムに行かないとそれ以上筋肉をつけるのが非常に難しいわけです。
そこでこそ、加圧の出番だと思うわけです。
加圧すれば、ジムに行かなくても、かる~いダンベルで、充分しんどいトレーニングができる。しかも短時間でできて、疲れがあまり残らない。

腕立て伏せが20回できない人は、加圧をする必要はあまりないと思います。家でやると危険だし、ジムでやるとお金と時間がかかりますから。

私は5年くらい前に、家で加圧してトレーニングしてました。明らかに腕が太くなりました。やがてトレーニング自体、めんどくさくてしなくなりましたが……。

家で加圧するには、道具を買わないといけませんが、これがクソ高い上に、資格を持った人と面接しないと買えないシステムになっています。
数万円するけど圧を変えられる「筋力アップクン」と、2万円以下でベルトで巻くだけの「カーツ」がありますが、ぼくが使っていたのは「カーツ」です。これでもそこそこ効果はあります。というか、すぐにしんどくなれます。

宝田雄大という人が、本の中で自作の加圧道具について書いてますが、この人は、佐藤さんのビジネス仲間に入れてもらってないみたいです。
このブログを読んで自作の道具で加圧してケガしたり亡くなったりする人が出るとすごく嫌なので、「安全ですよ」とは言えません。

それにしても、せっかくすごいトレーニング法なのに、コストが高すぎです。
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2011/01/08(土) 22:44:36

[続ける方法] 好きな自分でいる方法

むかし、EPSONのPC-98互換機で、VzというエディタのMYNOMEMOというマクロを使って、今evernoteでやってるようなことをやってました。
思いついたことや、本を読んで印象に残ったことをメモするだけなんですけどね。
当時はHDDに保存するだけで満足でした。
で、今日それを読み返してたら、次のようなメモがありました。ちなみに、日付は1994年のある日でした。

ペンギンクラブというエロ漫画雑誌の最後の方の、はがきなどが載ってるコーナーに、こんな話が載ってた。

<「7月号のうろ覚え禅問答もどき」というコーナー>

自分の才能のなさを努力でカバーする、という若い学僧に対して、和尚さんは「陶器のかけらをいくら磨いたって宝石にはならない、才能のないものが努力をしてもムダ」と諭す。すると、学僧は自分は間違っていたと知り、なぜか以前にもまして学問に励むようになったという。

7月号の禅問答、オレも聞いたことあります。学生時代の先輩に禅僧がいて、(仏教系の大学なもので・・・)その人から教わったんですが、その人いわく、「ヤルぞ!という気持ちは大切だが、デキルぞ!という気持ちはもっと大切だ」つまり、実際に才能が有るか無いかの問題ではなく、「オレには才能が有るんだ!」と信じる心が大切であり、その心が無ければ輝くものも輝かない、ということらしいです。更にその先輩いわく、「才能が有るから努力は必要ない」と思うやつはバカ。才能があってもヤラねばデキない」オレも同感です。


この話はぼくは忘れていなくて、時々思い出してましたが、改めて良い話だなと。
そして、「オレには才能が有るんだ!」と信じる気持ちを損なわないために大事なのが、最近読んだ『ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法』に載っている、次のこと。

  • 自信とは、自分を信頼できるということ。
  • 「現在の自分」と「未来の自分」との間に信頼関係があるということは、自分との約束を守るということ。
  • しかし、「自分との約束を守る」ということが難しい。

そして

 が、「自分との約束をより確実に守れるようになる」方法が存在する。それは、そもそも自分と約束などめったにしないことだ。
 こう言うと、読者をバカにしないで欲しいと思われるだろうが、私はこれこそとても大事な話だと信じている。
 多くの人は、ひどく安易に自分と約束をしては、ひどく安易にそれを破る。そのことによって損なわれる「心の力」について全く考慮していない。
(略)
 だが、守ろうと努力するくらいは、しなければならない。そうすれば、自分との約束をきちんと果たすことが、実に難しいということに気づくはずだ。その上、自分との約束を安易に破ることが大変好ましくない影響を残すことを知れば、安易に自分と約束などできなくなるはずなのである。


たいていの人は、「やるぞ!」という気持ちになって、できない約束を自分としてしまい、その約束を守れず、「できるぞ!」と思えなくなって失敗し、どんどん自分のことをキライになってしまう。

だから、最初から、安易な約束をするべきじゃないのだ。

慎重に約束して、それでも守れなかった場合、ちゃんと言い訳をどこかに書いて、自分で見ること。そして次の約束を決めるときに参考にすること。

でないと、人生で唯一、一生常に付き合って行かなきゃいけない「自分」との信頼関係が壊れてしまう。これほど不幸なことは、他にはないかもしれないのだ。

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2011/01/08(土) 10:53:35

[マンガ] 『HER』(このマンガがすごい!2011オンナ編1位)と勝間和代

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ご多分に漏れず、「このマンガがすごい!2011」1位ということで買ったわけですが。

すごいわ。

少女マンガ、というか女性向けマンガは、ブンガク、いや芸術ですね。世界に誇るべきもののような気がする。

女性向けマンガの良くあるパターンとして、一見理不尽な行動を取り続ける主人公が、なぜそんな行動を取ってしまうのか、どういう感情を持っているのか、そういう謎を牽引力として物語が進んで、最後にその動機や感情が言語化されてすっきりして終わる、というのがあるわけですが。
たいてい、物語の外形的には何も解決していません。ただ、謎だった主人公の感情がはっきりして、たぶん、主人公は今後ちょっとだけ生きやすくなるんだろうなと読者が思わされるだけです。
でも、読者は、謎である主人公の感情を想像しながら読んでいるうちに、現実の生活では味わったことのないはずの感情を、まるで以前から知っている感情のように、存分に味わうことができて、そして最後に、ああ、こういう感情なんだなと、納得して、満足して読み終えるわけです。
その感情は、一言で言ってしまうと、恋だったり友情だったり嫉妬だったり執着だったりするわけですが、一言では足りないから作品が成り立つわけで。
この、感情の表現の豊かさは、ホントすごいなと思います。
男にも、感情はあるんだけど、それを言語化する能力を持ってない。少女マンガを読んでないから、自分の心のなかという、複雑怪奇でワケワカンナイ、でも魅力的な世界を、見る目がないんですね。

おまえどんだけ勝間和代好きやねん、と突っ込まれそうですが、勝間さんの場合、別のものを言語化する能力を持ってて、それが彼女の真骨頂なわけです。

暇人\(^o^)/速報 : 勝間和代の「桃鉄論」がガチすぎて引く - ライブドアブログ

ヤマシタトモコ先生の描く主人公が桃鉄やってると、その内心は

キライです。
性格良いっぽく見える女が。一生懸命勉強して、努力して、仕事ができるようになった女が。
だいきらいです。
そういう努力ができる人間に生まれてきただけなのに、一生懸命やってますって顔で、だから貧乏神がつかなくて、お金いっぱい儲けて当たり前って顔して。
ずるいッ。ずるいずるいずるいずるい。ずるいのよぉっ、ああいう女ッ


って感じなのに対して、勝間和代の内心は

人によって、桃鉄のPlayの仕方は違うと思いますが、私の最優先事項は「貧乏神をつけない」です。マイナス駅を踏んでもいいから、貧乏神はつけない。
運転資金に余裕を持ち、それでもマイナスを踏んだときには、潔く売却。
なぜなら、マイナス駅はリスク・リミテッド。貧乏神は∞だからです。


ぶっとびカードは、期待値とバランスして考えます。急行が7、特急が10.5、
新幹線が14だから、ぶっとびは目的地から40以上離れているときでないと、
実はあまり効果的ではないと思っています。ただ、貧乏神回避にはたまに必要。


って感じですからね。

結婚について

そういう意味で結婚がいいのは、特定の相手といつでもHができるからです。しかもホテルを使うよりお金がかかりません。最近、1平方メートルあたり1000円というホテルの法則を見つけたのですが、50平方メートルのスイートは1泊5万円、結婚して50平方メートルの家に住めば家賃12万円で、2晩半で元が取れてしまう計算です。相手の確保と経済面を考えても、やっぱり「誰かとホテルに行くより結婚」をお勧めしたいです。

(『結局、女はキレイが勝ち。』)



という名言を残している勝間さんの心のなかを、ぜひヤマシタトモコ先生に描いてもらいたいなあと思う今日この頃です。

念のため、私はマジで勝間さんを尊敬してますが、あまりにもキャラが面白いのでネタにしてるだけです、誤解なきよう。

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2011/01/07(金) 22:53:22

[マンガ] このSを見よ!



主人公の男の尻にはアザがあって、複雑な模様をしている。
そのアザ(スティグマ)を見た女性は欲情して主人公とやりたくなってしょうがなくなる、という設定。
この設定以外は極端に非現実的なことはなく、エロをウリにしつつ、ちょっとシリアスなラブコメ的展開を見せます。
この作者のいつものパターンで、好きな人は好きなはず。ええ、私も好きですw

主人公は、人に愛されたい、愛されていることを確認したいのですが、スティグマがあるが故に、自分は本当に愛されているのではなく、相手がスティグマの呪いにかかっているだけなんじゃないかと悩みます。

しかし、めちゃめちゃエロい身体をした女性ってのは、スティグマを持っているようなもので。
最近の女の子だと、もう小学生くらいで自分の女という武器に気づいてしまってるんじゃなかろうかと思ったり。

しかししかし、そもそも、「スティグマの呪いで自分を好きになられても意味がない」という主人公のヘンなこだわりが、最近の女の子にはなさそうなので、心配するには及ばないかな、と思ったり。

しかししかししかし、スティグマを含めて、むしろスティグマこそが自分、という感じ方になってしまうと、女性はいずれ歳を取ってしまってスティグマの効き目が薄くなってしまうので、その恐怖があるのだろうなあ、等と思ったり。

女性には優しくしよう。
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2011/01/05(水) 22:48:40

[ブログ] ともぞうについて

もともと文章を書くのが好きで、学生時代はネットで自己顕示欲を発散してたんですけど、就職して仕事が忙しくなり、できなくなりました。
それどころか仕事して酒飲んで寝るだけの依存性・リアクション人生になってしまってました。
で、そこから脱出するために色々考えたことを書いてます。

それから、仕事は忙しくても本は読んできたので、その紹介とか感想とか。

自己啓発書のカテゴリでは、小津次郎という主人公と、その飼い犬の小次郎とで、自己啓発書について架空の掛け合いをさせています。もっと小説風に、フィクションのブログを書こうと思ったのですが、ちょっと中途半端ですね……。

読書は

メディアマーカー - tomozoのバインダー

に記録してますので、たとえば、★5つで絞り込みとかすると、ともぞうおすすめの本がわかります。

あと、メディアマーカーでは本の内容自体にはあまり触れず、ネタバレしないように書いていますが、ともぞうブログの「感想・書評」カテゴリでは内容に触れていることが多いです。

また、1冊ずつの感想はメディアマーカーに書いていますが、他の話と絡めていたり、シリーズについて書く場合には、ともぞうブログで書いています。

メディアマーカーの各本のエントリには、ともぞうブログの関連エントリへのリンクを埋めてあります。

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2011/01/05(水) 00:17:40

[マンガ] 『弁護士のくず』はブラックジャック

離婚を望んでいる夫に、離婚したくない妻の代理人である弁護士が質問します。
弁護士「あんた男のくせしてコマゴマと口ウルサイんだって? 夕飯の時間にウルサイの? 帰ってきた時に夕飯ができてないとあんた怒るんですか?」
夫「いや……怒るのは妻の方です……妻はいつも勝手に食べ始めているから、オレは電話でその時間を聞いて間に合うように家に帰るんだけど……たまにおかずを買ってくるように言われて……遅れると怒るんです、妻が……」
弁護士「遅れると怒るのは、あんたの分をまた温め直したりしてめんどくさいからじゃないの?」
夫「……いや別にめんどくさくないと思うけど……遅れたら片づけちゃって、オレのメシはナシだから……」
妻「……」
夫「あ、でも……自分のは自分で作るから別にいいんだけど……」
弁護士「では洗濯モノをたたまないということですけど。あなたは奥さんに洗濯モノをたためと文句を言うんですか?」
夫「いや……洗濯モノを投げつけながら妻が文句を言うんです……『ホラーッ! 自分でたたんでよ! もーっ! 何であたしにやらせるのよっ!』って……」
妻「……」
弁護士「あなたは『フトンを干せ』とうるさく注文するそうですが……」
夫「昼、オレが家にいるなら自分で干すけど……一年に一度くらいオレのフトンも干してほしいんですよね……」
妻「しょうがないでしょ! ベランダが狭いのよっ! あたしと麻林の分でいっぱいなのよ! あんた、自分のフトンのことしか考えないの!?」
夫「だから……一年に一回くらいおまえのをどけてオレのフトンも干してくれよ」
妻「フトンフトンってそんなにフトンが大事なの!? いいじゃない、そのくらい! 小さい人間ねーっ! そんなにフトンが好きならフトンと結婚したら!?」
弁護士「あなたは妻が韓国旅行に行くことに反対したそうですね?」
夫「いや……まあいいんだけど……週に4日テニスとカラオケと麻雀とフラメンコに通っていて……たまには遊びに行きたいとか言われると……」
妻「だって山口さんも村松さんも近所の奥さんみんな行ってるよ! 何であたしだけ行っちゃいけないのよ!」
夫「いや、だって、おまえいつも安月給だからうちはビンボーだって……」
妻「だって実際安月給じゃん! 丸山さんなんか四井商事でいくらもらってると思ってんの! あんた、高卒だからあんな会社しか入れないのよっ!」
夫「安月給なのはすまないけど……それならおまえもパートに出るとか……」
妻「え、何!? それじゃあたしが全然働いてないっていうのっ!? ひどい! あんた考え方古いのよっ! 主婦はタイヘンなのよっ!」
夫「いや……別にオレは……」
妻「もういいっ! あたしゃ怒った! もう家事はやらないっ! あなたがやって下さいっ! 家事なんか簡単なんでしょ! あんたやってね!」
夫「オ、オレは会社で働いてんだから……」
妻「そんなの当たり前じゃない! 男が家族のために働くの当然でしょ! なにいばってんの!」
夫「じゃオレは外で働いて家事もするって……お、おまえおかしい……」
妻「あんた女を殴るなんてサイテーッ!」
夫「……急にな、何言ってんだよ? 今はそんなこと……」
妻「あんた女を殴って悪いと思ってないの!? あたしはすごく傷ついたんだよ! 身体も心もすごい傷ついたんだよ!」
夫「だ、だから何度もそのことは謝って……」
妻「謝れば済むの!? みんなあんたのことひどいって言ってるよ!! 近所の奥さんだってみんな『大変ね』って同情してるよ! 『よくガマンしてるね』って言ってるよ! みんな! 裁判所の人だって弁護士さんだってみんな言ってたでしょ! あんたが悪いって! 男のくせに何小さいことグチャグチャ言ってんのよ! あんたがガマンすればいいのよ!!」

続きはマンガ『弁護士のくず』で読んでいただくとして。
この妻のムチャクチャさ。ムチャクチャなんだけど、よくあるムチャクチャなんですよね。リアリティありまくり。よくこんな描写ができるな、と。
そして上のシーンの前までの展開では、弁護士が、妻の言うことを鵜呑みにして、夫のことを「細かいことに口うるさく、暴力をふるうとんでもない男」だと思っています。それがみごとにひっくり返る。実際、弁護士なら、ケンカしてる片方から聞いた話が現実とはほど遠かった、というのは良くあることだと想像します。世の中こんな感じなんだろうな、と思います。リアリティと、どんでん返しのストーリーが、見事に両立されているのです。

『弁護士のくず』は、1話から数話で完結するタイプの連載です。『スラムダンク』みたいな描写もマンガの魅力だけど、手塚治虫の『ブラックジャック』やこの『弁護士のくず』みたいに、短編型で、きっちり解決するスジを楽しむのがぼくは好きです。
ブラックジャックは異端の医師だけど、くずは異端の弁護士です。どちらも凄腕で、一見悪人のようで、実はすごく魅力的な人物、というのも共通しています。
くずは、一見、エロおやじで、自分のことしか考えないふざけた人物です。第一話で、セクハラの相談に来た女性に「チチもまれてキモチよかったのか? もまれてキモチよければセクハラにならないんだぞ。ちくしょー、オレにも もませろ」と言い放ちます。正直で、ある意味正しいんだけど、普通は言えないことを、くずはズバズバ言ってくれるのです。しかもただ斜に構えてるだけじゃなくて、どんな立場に立っても論理的に話ができる弁護士の高い能力を活かして、上司にはおべっかを使いまくり、陰では悪口を言いまくる。両方が、すごく論理的でレベルが高いので、余計おもしろいのです。
その一方、大人は嘘つきだ、タテマエばかりで本音は薄汚い、という少女に対して、こういう素晴らしいことも言います。

「ホンネなんてコショウみたいなもんだ。ヤセガマンのタテマエがあってこそ意味があるんだ。コショウを山盛りにされて食えって言われたらたまらんだろ? おまえはさんざん高いステーキを食わしてもらったんだ。コショウが足りないとか文句言うんじゃねえっ! 便所でウンコしてる姿がそいつの本質かよっ!?」

実に魅力的です。

それから、今話題の(?)司法の現状や問題点も、具体的に、リアルに描かれていて興味深いです。
10巻まで出ていましたが、今日【第二審】の1巻が出ていたので、買ってきました。
マンガに対して、絵じゃなくて、ストーリーとリアリティを求めている人に、超おすすめです。





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