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セルフコントロール研究所 ~ ともぞうブログ

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2010/09/19(日) 04:39:45

[文章の書き方] 自分の考えをまとめるための実際の書き方

 いきなり「完成形」で書こうとしていませんか。ごく短い文章ならそれでも書けるでしょうが、少し量のある文章になると、それでは良い文章は書けないはずです。もし書けるなら、ここを読む必要のない、文章の達人です。マンガでも、ひとコマ目から順番にペン入れの終わった完全な状態にしていったりはしないでしょう。全体のネームを書き、不要なコマを削ったり必要なコマを付け足したりしてコマ割りを終わらせ、えんぴつで下書きしてから、ペン入れに入るはずです。人物の顔を下書きする際にも、いきなり目の中から描き始めるのではなく、まず目と鼻の位置を示す十字の線から描きはじめますよね。一般に、完成形と出来上がる過程は逆になっているものです。それを最初から完成形にしようというのが間違っているのです。また、書き始める前に、これから書こうとする内容をしっかり考え、構成を練っておく、などというのも無理な話です。頭の中だけでそれができるのならば、誰も文章を書くのに苦労などしません。実際には、書きながら考え、書いてから考えて、何度も書き直しながら、完成形に近づけてゆくものなのです。「文章の書き方」で書いたとおり

一番重要なのは、「自分の書いたものを読み返し、納得いくまで書き直す」ことです。これがほとんどすべてだと言ってしまってもいい

のです。

 実際の書き方ですが、あとで書き直すことを前提にしているのですから、最初は細かいことを気にする必要はありません。マンガでいう、えんぴつによる下書きと同じです。「この漢字はこれであっていたっけ」「語尾がいつも同じで単調だなあ」「例として上げているこの数値は正確にはどんなだったっけ」などと考えることは、かえって文章の「のり」や「勢い」を損ないます。あとで整えられることは置いておき、まずは自分が書こうとする文章の内容のみに集中するべきです。そうすることによって、自分が本当に書きたかったことが見えてくると思います。

 思いついたことを、とにかくどんどん書いていくのです。脈絡のない、流れの良くない文章になってしまっても構いません。そうしていくうちに一つの事柄について集中して長く書ける部分が出てきたら、それがあなたの本当に書きたかったことである可能性が高いのです。直前に書いた文に刺激を受けて、あるいは前の文を書いているうちに、次の文が思い浮かぶようなら、その部分には「のり」や「勢い」があるはずです。そこをメインにしましょう。あなたが本当に書きたかったことは、それなのですから。

 以上が、「文章を書く目的」で述べた、「考えをまとめるため」の文章の書き方です。と言っても、「こうしなければならない」ということではありません。絵を描くのにも、下書きをする場合としない場合とがあり、また下書きをどの程度詳しくするかという段階もあります。文章を書くのも同じです。いきなりかなり「完成形」に近い形で書く方法もあれば、文の形でなく単語のられつ・箇条書きから始めて文章に近づけていく方法もあります。また、最初は「完成形」を書くつもりがうまくいかず途中から「下書き」に変更する、という書き方でも良いのです。重要なのは、「のり」や「勢い」を出せる、本当に自分の書きたいことを見つけることなのです。それがうまくいったら、「他人に考えを伝えるため」の文章にしていきます。


2000年頃「テキストのテキスト8 実際の書き方(1)」として発表した記事です。
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