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セルフコントロール研究所 ~ ともぞうブログ

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2011/03/09(水) 23:47:20

[小説] 小説はあなたを救う

まずこちらの素晴らしいエントリをご一読ください。

搾取されないためには選択肢を増やすしかない

そして、一番大切な、増やすべき選択肢って何でしょうか。
二番目は、お金だと思います。何とでも交換できるのがお金。たくさん持っていれば持っているほど、選択肢が増える。
じゃあ一番は、お金で変えないもの? 愛情? 絆? 家族? 幸福?
そういうのは、人間が感じるものでしょう。認識するもの。だから、増やすべきオプションは、認識の仕方。

事実は変えられない。でも、認識は変えられる。
幸福かどうかは認識の結果であり、認識は変えられる。
もし不幸だと認識したとき、認識の仕方を一つしか知らなければ、逃げることができない。
認識のオプションがなければ、「現実」に搾取される。

「自由がない」のは、誰かや何かに縛られている時だけではありません。選択肢を獲得していない場合も、自由ではないのです。
そして、「選択肢は、得ようとしなければ得られない」。

一つの事実に対して「ウザい」「ムカツく」という解釈の仕方しか知らなければ、その事実によって幸福になることはありえません。だから、語彙の貧弱な人、感情の表現の仕方がステレオタイプな人は、不幸なのです。

そして、「選択肢は、持っているだけで効果がある」。

今日ぼくが読んだある小説の中で、主人公の女の子は、聴覚障害のために会社の中で辛い目に遭います。でも、会社は障害がある自分を雇ってくれているのだから、我慢しなければいけない、と思って我慢します。それがすごいストレスになって女の子を苦しめます。そこでもう一人の主人公の男の子が、こう言います。「障害者枠は単なるボランティアではない。助成金も入るし、企業にもうまみがある」と。この男の子の認識を女の子がまるまる採用して「そうだ、会社も得してるんだから、私も堂々としていいんだ」と思って、大きな態度を取り始めるようになる、わけではもちろんありません。むしろ、そんなことは言ってもやはり、と、思い続けます。それでも、です。男の子の認識の仕方を、オプションとして持つだけで、使わなくても、効果があるのです。気持ちは楽になるのです。

――物事をいろんな角度から見るように習慣づけることが大事なんだな。前原外務大臣の辞任についても、本当は「法律違反なんだから当たり前」と思ってても、いったん「故意かどうかわからないし、たいした犯罪でもないのに、かわいそう」と思ってみてあげれば良いのか。

たしかにそうなんですが、そういうのは、非常に難しい。社会生活を送る上で、ぼくらには立場があって、普段から例えば民主党支持だったりそうでなかったりして、それをひっくり返して考えてみても、結局いつもの自分の立場に戻っているし、いちいちそんなことを考えるのはめんどくさい(でも、良いことであることはたしかです)。

それよりも、物語を読みましょう。

物語を読むのは楽しい。そして、本当に他人の立場になれる。損得勘定抜きで感情移入できる。つまり、いろんな立場からの解釈・認識ができるようになる。
さらに、登場人物の、事実・現実・世界に対する認識の違い、ぶつかり合いこそが、物語のおもしろさなのです。

マンガや映画も良いけれど、特に小説を楽しむことができれば、現実世界の認識の仕方も自由自在に変えられる。
残酷な世界に打ちのめされず、したたかに生きる武器になる、と思います。
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